キノコ新聞

東京で貿易とWebメディア運営の会社を経営しています。独立してゆるく生きるコツ・人生のお悩み解決法・エモいレビュー(本・映画・音楽)を発信しています。水風呂、ビートルズ、重めの赤ワインが好きです。正直なところ吉高由里子も好きです。最近小説も書いてます。

映画 レビュー 人生のお悩み解決法

映画「沈黙 サイレンス」を見て、僕らの「当たり前」は多くの流された血によって作られていると思った

更新日:

 

こんにちは。「今世紀最もエモい評論家」こと、キノコ社長です。

 

今の日本には様々な問題があります。少子高齢化、格差社会、ブラック企業、うつ病、引きこもり、自殺など例を挙げればキリがありません。

 

なぜこんな風になってしまったのかといえば、敗戦により天皇制が崩壊し、日本人全員が「物質的豊かさ」にのみ幸せを求めたからでしょう。いわゆる「カネが全て。カネ=神」という価値観です。

 

その結果として日本は奇跡の復興を遂げ、食うものや住む場所に困る人はあまりいなくなりましたが、代わりに幸せの定義を失いました。

 

物理的には生きていけるのに、なぜだか不自由さや生きづらさ感じている人はめちゃくちゃ多いと思います。年間3万人も自殺者がいるのは異常ですよね。日本財団によれば、「本気で自殺を考えた」ことがある人はなんと4人に1人です。

 

 

引用元:マイナビニュース

 

と社会派ジャーナリスト的なことを言った後に恐縮ですが、「ゆうてもやっぱり現代に生きる僕たちは圧倒的に自由だよ」と映画「沈黙 サイレンス」を見て思いました。今回の記事ではそんな話をしたいなと思います。

 

Amazonプライム会員に登録して今すぐ見る(月額325円で人気映画が見放題!)


スポンサーリンク

 

映画「沈黙 サイレンス」のあらすじ

 

映画「沈黙 サイレンス」はマーティン・スコセッシ監督、アンドリュー・ガーフィールド主演の映画です。

 

日本が舞台の映画なので、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形なども主演クラスで出演しています。

 

簡単なあらすじは以下の通りです。

 

江戸幕府によるキリシタン弾圧が激しさを増していた17世紀。長崎で宣教師のフェレイラ(リーアム・ニーソン)が捕まって棄教したとの知らせを受けた彼の弟子ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライヴァー)は、キチジロー(窪塚洋介)の協力で日本に潜入する。その後彼らは、隠れキリシタンと呼ばれる人々と出会い……。

 

引用元:Yahoo映画

 

上映時間は159分と少し長めですが、緊張感がすごいので一気に見終わる感覚です。

 

Amazonプライム会員に登録して今すぐ見る(月額325円で人気映画が見放題!)

 

たった400年前はキリスト教を信じることさえ許されなかった(映画のネタバレあり)

 

 

映画「沈黙 サイレンス」は遠藤周作の原作を元にしたフィクションですが、テーマであるキリスト教徒の迫害は史実に基づいています。

 

17世紀の農民は生きるだけで精一杯で、何かにすがる必要がありました。その何かの一つがキリスト教でした。

 

しかし、当時はただキリスト教を信じているだけで、酷い拷問を受け、時には死刑にされました。冷静に考えてみましょう。ただキリスト教を信じているだけですよ?

 

今キリスト教を信じることはもちろん何の問題もありません。何の問題もなさすぎて普通の人は考えに浮かびさえもしないでしょう。

 

しかし400年前の日本に生まれていたら、信教の自由がないのはもちろん、辛い年貢、理不尽な身分制度に相当苦しんでいたはずです。

 

繰り返しますが、今は何教を信じても自由ですし、何なら自分で宗教を始めることもできます。納税は義務ですが、命を削られるに等しい江戸時代の税率(年貢)に比べればあまりにも楽勝ですし、農民のあなたが街を歩いていて武士にぶつかり、いきなり斬り殺されることもありません。(しかも武士は無罪)

 

ただ、西洋諸国がキリスト教を熱心に布教する目的の一つは、布教後の侵略だったので、その点を懸念した江戸幕府が徹底的に弾圧した、つまり正しい政策だったというのも一理あります。一理はありますが、熱湯をかけたり、鼻を削いだり、穴に吊したり、殺したりするのはやりすぎでしょう。あくまで「今の価値観」で言えばですが。

 

ところでその「今の価値観」って誰が作ったんでしょうか?


スポンサーリンク

 

今「当たり前」に思える全ては、多くの流された血によって作られている

 

 

今の私たちがキリスト教を信じることができるのは「当たり前」ですが、それはキリスト教迫害と戦った人たちの血によって作られています。

 

命を削られる年貢や身分制度がないのは「当たり前」ですが、それは明治維新の志士たちや、西洋諸国に立ち向かった軍人、高度経済成長を戦ったビジネスパーソンたちの血によって作られています。

 

スーパーで売っている何を食っても死なないのが当たり前なのは、何かを食って死んだ人たちが星の数ほどいるからです。

 

平均寿命が80歳を超えているのが当たり前なのは、命を賭けて研究を続けた医者や、時にその実験台になって死んだ患者がビーチの砂の数ほどいるからです。

 

このように視野を大きく広げれば、自分が感じている大抵の不満はちっぽけで、自分は最強に自由であると気付くはずです。

 

僕たちは自由です。誰が何と言おうとも、有史以来最強に自由な時代に生きています。

 

最後にジョン・レノンの名言をご紹介します。

 

君はどこへでも行けるのに、どうしてそんなところにとどまっているんだい?

 

自分が流した血が、100年後の誰かの「当たり前」になれば素敵ですよね。

 

てな訳で、映画「沈黙 サイレンス」はそんな「当たり前」を強く感じさせてくれる映画です。Amazonプライムで無料配信しているので、ぜひ見てチョンマゲ。

 

Amazonプライム会員に登録して今すぐ見る(月額325円で人気映画が見放題!)

 

ちなみに遠藤周作さんの原作もめっちゃ面白いので、ぜひ読んでみてチョリソー。

 

created by Rinker
¥649 (2020/10/26 11:50:43時点 Amazon調べ-詳細)


スポンサーリンク

 

-映画, レビュー, 人生のお悩み解決法

Copyright© キノコ新聞 , 2020 All Rights Reserved.