こんにちは。キノコ社長です。東京で貿易とWebメディアの会社を経営しています。
あっという間に2018年も終わりますね。皆さんの2018年はどうでしたか?良い年でしたか?それとも大変なことがありましたか?
トータルで言って、楽しいことが多い年だったなら嬉しいなあと思っています。
さて、年を取るごとに1年が本当に早く感じませんか?それもそのはず、10歳の時の1年は人生の10分の1ですが、30歳になってからの1年は30分の1ですから。(これをジャネーの法則なんて言います。)
僕自身も30ちょいなので、あ〜本当にあっという間に人生って終わるんだろうな〜なんて思います。
人生は十人十色ですから、もちろん「これが正解」なんてものはないわけですが、ある程度参考になる考え方があれば良いなぁと思いますよね。
そんなあなたにおすすめの本が、小池一夫氏の「人生の結論」です。
小池一夫って誰?
小池一夫氏は、現在82歳の漫画原作者です。代表作は「子連れ狼」で、ゴルゴ13の初期にもかかわっています。
Twitterのフォロワーはなんと85万人!
いつも本当にためになるツイートばかりなので、基本バズっています。興味がある方はぜひフォローしてみてください。
人生の結論でグッときたフレーズを紹介
この「人生の結論」は小池氏のTwitterの延長線上な感じで楽しめます。
僕が独断と偏見で選んだグッときたフレーズを、章ごとにご紹介しますね!
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第1章「人間関係について」より
人間関係が広いということは、何か問題が起こったときに、助けてくれる人やアドバイスを受けることが増えるということです。
年を取るごとに、ライフイベントが増えますよね。受験・就活・恋愛・結婚・事故・病気・出産・親の介護などなど。
こういう時に自分だけで完璧に解決できれば良いんですが、なかなかそうはいきません。というか、最善だと思っていた決断が最悪だったなんてことがよくあります。
ベストな決断をしていくために、状況に応じて頼れる人間関係を広げておきたいですよね。
第2章「働くことについて」より
人は、自虐の甘さに慣れてしまうと本当に終わってしまいます。自分の人生の可能性を簡単にあきらめるのは、人生なんかこんなもんだと諦念して悟ったふりをして、前に進むことから逃げた、ただの甘えです。
これはハッとしますよね〜。学生の頃や20代前半は「俺(私)はこんなもんじゃねえ」みたいな無敵の万能感がありますが、年を重ねていくと「まあ人生こんなもんだよな」みたいに生ける屍化する人が多いと思います。(自戒を込めて…)
やっぱり死ぬまでやりたいことを追いかけないとね。と思わせてくれる力強い言葉です。
第3章「自分との付き合い方について」より
人生における失われた時間を嘆く意見が数多く寄せられますが、この結論は、「あきらめるしかない」です。そして、「変わるしかない」のです。
人生は後悔の連続です。僕自身も後悔の一つや二つ、三つや四つ、いやいやもっともっとめちゃくちゃ数え切れないほどあります。
僕だけじゃなく、皆さんもそうだと思います。
例えばうつ病になってしまい、長い間社会から離れてしまった人。
「どうして俺はあんなブラック企業で無理をしてしまったんだろう」
「あの上司のせいで私の20代は完全に終わった。もう生きる意味がない」
このような悔しい思いを持つ人は今の日本に驚くほど多いでしょう。WHOの発表だと、日本では500万人以上、約20人に1人がうつ病です。自己申告していない人も含めたらもっと多いでしょう。
でも時間は戻らないからあきらめるしかない。そして変わるしかない。小池一夫氏は続けてこう言っています。
苦労を報われない苦労のままで終わらせるのではなく、失われた時間を自分に必要だった時間に昇華させるのです。
暗い過去に意味を持たせるためには、今を充実させるしかありません。辛いけれど一歩ずつ確実に踏み出していきましょう。
第4章「粋について」より
若い人に言いたいのは、子ども時代は子どもらしく遊び、思春期には恋をするというふうに、自分の世代ごとのことをきちんと経験しながら大人になることの大切さです。それをすっとばしてしまうと、大人になってからもう一度、人生を生き直すことになります。しかも、歪な形で。
これは分かりますね〜本当に。最近バズっていた「東大を舐めている全ての人たちへ」という記事を読んでいる時に、全く同じことを思いました。
東大に入ることは凄いことですが、親に無理やり勉強させられて、二度と来ない18歳までの期間をほぼ勉強のみに費やすというのはなかなかキツいものがありますよね。それが避けられない家庭の子供もいるのでしょうけど…
似たような話で、僕は社長なので同じく社長やフリーランスの知人が多いのですが、若い頃に勉強ばかりしていた人は、異性関係がエグいです。30や40になっても次から次へと女性を漁っていますね〜そういう人は。で、全然幸せそうじゃないんですよね。そりゃそうですよね。女性の目的は金ですし、いかんせん皆頭いいからそれに気付いちゃいますしね。まさに歪な形の青春…。
世の中のほとんどのものは金で買えるかもしれませんが、今のところ時間だけは買えません。
結論。若者よ、恋しようぜ。
第5章「人を愛することについて」より
恋愛や結婚の条件に、年収や容姿や学歴を求めるのはもっともなことなのですが、美味しいものを食べたらあの人にも食べさせてあげたいなあとか、綺麗な景色を見たらあの人にも見せたいなあとか、いい音楽を聴いたらあの人のためにCDを買って帰ろうとか、そう思える条件ぐらいの方がずっとうまくいくのだと思います。
これは真理ですね。ていうか年収や容姿や学歴のみで判断してくる女性は終わってるので避けた方が無難です。(参考:キノコ社長調べ)
自分より相手の方が大切だと思えることが本当の愛だよなあ。なんて思っています。
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第6章「人を愛することについて」より
82歳になって、やらなかった後悔が、やってしまった後悔より深いことを知りました。
現代に生きる日本人である以上、取り返しのつかないことなどほとんどなく、若ければ若いほど失敗のダメージは小さくて済みます。
このようなことを僕も二十歳くらいの時に本で読んだり、誰かに聞いていたはずなのに、独立するのに10年もかけてしまいました。
僕のブログを読んでくれている人の中には「いつか独立したい!でもなぁ…」という人も多いかと思います。でも独立くらいなら、すぐにやってみたらいいと思うなあ、失敗しても死なないし。
第7章「自己実現について」より
自分の思い通り100パーセントの人生を送れた人は、過去も未来も1人もいないのではないでしょうか。
世間一般的な基準でいえば、小池一夫氏は明らかな成功者でしょう。それでも100パーセントの人生は難しいと言っています。
僕は音楽や小説が大好きなんですが、僕が好きなアーティストや小説家はほぼ全員自殺や薬物中毒や精神疾患で悲惨な末路を辿っています。
一方で「何者か」になれなかった人の多くも「自分の人生はパッとしないなあ」という思いを抱えているでしょう。
成功すればするほどより高みを目指して苦悩するし、普通であれば普通である自分のショボさに苦悩するしで、人生ってなんだか難しすぎて嫌になっちゃいますね笑
僕自身の例でも、独立したばかりでガムシャラにやっていた頃は面白かったんですが、やっぱりルーティンになってくると飽きてきます。でもサラリーマン時代の友人からすれば、ある程度お金も時間も自由になっている僕の生活は羨ましいはずです。
だけど結局幸せは自分の心が決めることであり、それを探すのが人生なんでしょうね。ハァ難しい。こういうこと一日中語りたいですね。こじらせてるあなたからのメッセージ待ってます笑
まとめ
1年をゆったりと振り返りたい年の瀬にピッタリな名著です。ぜひ読んでみて下さい。
(そういえば)メリークリスマス!あなたに幸せが訪れますように!
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