こんにちは。キノコ社長です。東京で貿易とWebメディアの会社を経営しています。
「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」を読んで、「世界を正しく見る目」を手に入れようという記事でも書きましたが、世の中は明らかに豊かになっています。
特に僕ら日本人で、生命の危機や極度の貧困にある人はほぼいないでしょう。
そんな恵まれた時代であるにもかかわらず、僕ら日本人10〜30代の死因一位は自殺です。なぜこんなことが起きてしまうのでしょうか?
それは「充実した人生」を歩めていないからだと思います。
物質的豊かさを「充実した人生」の定義とするならば、自殺なんて誰もしないはずですよね。
じゃあ「充実した人生」っていったい何なんでしょうか?
そのヒントを水木しげるさんとゲーテさん(以下敬称略)が「ゲゲゲのゲーテ」という本で教えてくれます。
充実した人生を歩むコツ①:好きなことをやる
水木サン(水木しげるは自分をこう呼ぶ)はベビィの頃から馬鹿だの低能だのといわれましたが、頑固に好きなことしかやらなかった。兄貴や弟は先生や親の言うことを聞いて、苦しいことを優先するんです。世の中の優等生やエリートやらは、マネーがあったとしても幸せとはいえない人も多いんじゃないですか。
今の日本人で水木しげるを知らない人はいないでしょう。控えめに言って大成功しています。そんな彼が最も大切にしていたことは、「好きなことをやる」です。
特に現代は「生き字引」的な知識人は不要です。ネットで検索する能力があれば誰でも最先端の情報を持ってこれますから。
参考書の内容を暗記するよりも、けん玉を極めた方が明らかに成功できるのが現代です。
充実した人生を歩むコツ②:意味があることに集中する
有用な仕事に力を集中して、君にとってなんの成果にもならぬこと、君にふさわしくないようなことは、すべて放棄したまえ
ゲーテいいこと言いますね〜
世の中のほとんどの大人は会社員ですから、「これ意味あるの?」ってことが毎日あると思います。
企画書のフォントとか根回しとかハンコリレーとかマジでどうでもいいですよね。
もうそういうの今日から全部辞めちゃいましょう。自分が意味がないと思うならやらなくていいじゃないですか。(無責任w)
明朝体とかゴシック体とかどうでもよくないですか?大切なのは中身ですよね。
下らないビジネスマナーや様式美にこだわっていると、大切な意味があることに脳と時間を集中させられませんよ。
充実した人生を歩むコツ③:幸せになろうとしすぎない
結局、人というのはそれほど幸せじゃないけれど、それほど不幸な状態ではないということで、墓場までいくんじゃないですかね。
ここまで、「好きなことをやるべし」「意味があることに集中しろ」と意識高いことを言っていましたが、最後は水木しげるならではの達観した人生観を紹介したいです。
幸せになろうと頑張り始めるとキリが無いんですよね。うまい飯も高い車もタワマンもいい女もイケメンも上には上がいるわけで、上にいくほど自分の小ささを知るわけで、とはいえ資本主義なので「物質的豊かさを求めること」と「幸せになること」はほぼイコールになってしまっているから、無意識的に求めざるを得ないわけで。
じゃあ考えられうる物質的豊かさ、地位、名声など全てを手に入れたら幸せなのか?というと、セレブやロックスターが自殺しまくっていることからそれは絶対に違うわけで。
最近もジャスティン・ビーバーが重度のうつ病で音楽活動を休止したというニュースを見て、「いやいや白人の若いイケメンで才能も金も地位も申し分ないのに何でうつ病?」なんて思ったわけですが、まあ結局何を手に入れても心が幸せだと思っていなければダメですよと。そういう話ですね。
いくらお金があったところで、毎日、ビフテキばかり食うわけにもいかんしね。水木サンにとっては睡眠をたくさんとるというのが一番大事です。
端的にいいこと言いますよね。
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まとめ
水木しげるとゲーテが教えてくれる「充実した人生」の歩み方という記事を書きました。
◼水木しげるとゲーテに学ぶ「充実した人生を歩むコツ」
①好きなことをやる
②意味があることに集中する
③幸せになろうとしすぎない
日本社会は昨日も今日も多分明日もギスギスしていますが、令和にもなったことですし、水木しげるやゲーテのように飄々と生きていきましょう。(無責任w)
ちなみに僕は独立とともに忖度を卒業しました。
誰にどう思われようと別にいいです。好きで意味があることだけをやりたいのでそのスタンスはこれからも変わらないでしょう。(とか言いながら家族がいるので、経済的にヤバくなったら全力で社畜をやりますがw)
真面目という長所ゆえに思い詰めてしまうことが多い人にはこの本とても効きますよ。それでは!
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