こんにちは。「今世紀最もエモい評論家」こと、キノコ社長です。
人間生きていれば悩みはつきません。時には死にたくなることもあるでしょう。
人間関係・お金・健康問題など。
もちろん僕にも悩みはありますし、あなたにもあると思います。
前置きが長くなりましたが、あなたが今死ぬほど辛い悩みを持っているなら、「顔ニモマケズ」という本を読んでみてください。(1時間で読めます)
この本は、一般人とは違う見た目を持つ9人が、どのようにその悩みと向き合い、乗り越えてきたかについて語った本です。
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悩みとの向き合い方のコツが、薄っぺらい自己啓発本の比じゃない
上の写真の方は、今回の本にも登場する、トリーチャーコリンズ症候群の石田さんです。
顎や骨が未発達の状態で生まれ、聴覚にも障害があることが多い難病です。
「人は見た目が9割」というように、見た目は幸福な人生を送る上で重要な要素の一つです。
正直に言って、石田さんが今までに経験した苦悩は、僕には想像できません。控えめに言って、自分ならとても耐えられなかったと思います。
しかし、石田さんは「悩み」について、こう語っています。
やはり、誰でも生きていれば必ず悩むと思います。外見に症状があろうがなかろうが、関係ありません。だから問題は、悩みを「どうとらえるか」だと思います。
目の前の悩みを、「自分のこれからのためになるもの」だととらえたら、それは自分の成長や魅力につながると思います。ただ、ある人は、悩みを「これ以上前に進めないもの」だととらえてしまう。すると、後ろ向きになったり、愚痴を言ったり、何かのせいにしてしまいます。
だから、悩むこと自体が問題なのではなくて、悩んだときに「どこを向くのか」が大事なんだと思います。
深い言葉です。生きていく上で何かしらの悩みが出てくるのは必然ですが、それをどうとらえるかは自分次第ですからね。
石田さんは今、筑波大学の大学院で障害に関することを学んでいます。きっと、石田さんにしかできない素晴らしい仕事を成し遂げるはずです。
悩みがあったからこそ、できた経験に感謝する
次は、上の写真の河除さんのエピソードを紹介します。
河除さんは、動静脈奇形という病気で、現在の医療で治すことは難しいとされています。
そんな河除さんは、すでに結婚されており、お子さんもいて、芝居活動なども積極的にされています。
インタビューの中で、「顔に症状がある人生か、ない人生を選べるとしたら、どちらを選ぶか?」という質問が出ました。
あなたの答えはどうですか?
そして、河除さんの答えはどうだったと思いますか?
もし、今の状態が保証されるなら、子どもがいて、主人がいて、顔の症状があったからこそ出会えた人との関係が保証されるなら、(中略)、それはあって良かったと思います。
悩みの泥沼にはまってしまうと、自分のことばかり考えてしまいがちです。しかし、よくよく周りを見渡してみれば、あなたを支えてくれる人が側にいませんか?
僕も耳の手術をする前は、かなり自分勝手な人間だったと思いますが、手術で後遺症を負い、精神的にやられまくり、散々落ち込んだ後にふと周りを見渡してみると、妻や親兄弟などが本気で心配してくれました。
その時、「今まで自分は一人で生きていたわけじゃないんだなぁ」と心の底から感じました。
このような経験は、いざ自分が悩みまくってどん底に落ちないとできません。そういう意味では、すべての悩みに意味があるという気さえしてきます。
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まとめ
「乗り越えた悩みが大きければ大きいほど、人は魅力的になれる」著者の水野敬也さんの感想です。
この本を読むと、「悩みがあるっていうのも案外悪くないかもなぁ」と感じる瞬間があると思います。
もしかすると、今は憎くて仕方ないその悩みが、あなたの人生のターニングポイントになるかもしれません。
死ぬことはいつでもできます。
あなたのその悩みを原動力にして、より魅力的な人になってやりましょう!僕もこっそり頑張ります。
いつかあなたと僕が、「あの時はあんな下らないことで悩んでたなぁ〜!」と笑い合える日が来ますように。