キノコ新聞

東京で貿易とWebメディア運営の会社を経営しています。独立してゆるく生きるコツ・人生のお悩み解決法・エモいレビュー(本・映画・音楽)を発信しています。水風呂、ビートルズ、重めの赤ワインが好きです。正直なところ吉高由里子も好きです。最近小説も書いてます。

レビュー

「こんな夜更けにバナナかよ」を読んで、当たり前に歩ける・食えることの幸せをかみしめる

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こんにちは。キノコ社長です。東京で貿易とWebメディアの会社を経営しています。

 

世の中の人はみんな不満や愚痴を巻き散らかして生きています。もちろん僕もその一人。

 

Webメディア(アフィリエイト)事業も厳しくなってくるわ、貿易事業も米中貿易戦争のせいで引き合いが減るわ、新規事業もやるとか言いながら何もできてないし、子供がめちゃくちゃかわいすぎることを言い訳にして、ストイックに仕事とも向き合えてないし、お気に入りのチノパンのケツもいきなり破れるし。

 

あなたもきっとそうでしょう。

 

・なんで私はこんなにブサイクなの?

・どうして俺はこんなに頭が悪いんだろう?

・なんで全然痩せないの!

・どうしてこんなにかっこいい俺のバンドが売れないんだ!

・なんでこんなアホが俺の上司なんだ!

・どうして私には彼氏ができないの!

 

でも、行きたい場所に自分の足で歩いて行けるでしょう?

 

夜更けに急にバナナが食べたくなっても、自分で食べられるでしょう?

 

それは実はものすごい幸せなことなんですよ。

 

 

もしも自分が筋ジストロフィーになったら

 

「こんな夜更けにバナナかよ」は、鹿野靖明さんという筋ジストロフィーの方と、その鹿野さんを介護する様々なボランティアの人たちの交流を描いた実話です。

 

鹿野さんは残念ながら2002年の8月に42歳で亡くなってしまいましたが、それまで24時間の介護を受けながら、日々力強く生きていました。

 

鹿野さんとボランティアの方との交流や、それぞれの葛藤についてはぜひ本書を読んでもらえばと思うのですが、僕がまず思ったのは、自分がもし筋ジストロフィーになって、24時間介護が必要な状態になったらどうするだろう?ということです。

 

「どうするだろう?ということです。」とか言いながら、まあどうすることもできないわけですよね。

 

自分の足で動くことも、食べることも、痰を取ってもらうことも、お風呂に入ることも、お酒を飲むことも、コーヒーを飲んでほっと一息つくことも、なんなら寝返りさえも、すべて自分ではできず、24時間の介護が必要な状況です。

 

僕は冒頭で、新規事業がうまくいっていないのが悩みだなんてほざいてましたが、それどころじゃありません。

 

一度しかない人生で、筋ジストロフィーになる。

 

他人は色々言うと思います。神は乗り越えられない試練を与えないだのどうたらこうたら。カルマだとか来世は恵まれるだとかね。

 

まあでも乗り越えられませんよね、普通。来世は恵まれてるとか言われてもあなた前世のこと覚えてます?

 

そういうことです。僕は絶対無理です。正直、「筋ジストロフィーです」といきなり言われたら、生きていける自信がありません。

 

あなたはどうですか?前向きに生きていけますか?


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とはいえ、なかなか満足できないのが人間

 

健康な自分と筋ジストロフィーの鹿野さんを比べると、自分は肉体的には恵まれているなと感じるはずです。

 

とはいえ、なかなか満足できないのがまた人間です。

 

だって、今歩けるんですもん。食えるんですもん。経験したことが無いことを想像するのって、まあ無理ですよね。

 

最近沢尻エリカがMDMAで捕まりましたが、あれも結局「これもこれも!」と快楽を追及していった結果ですよね。

 

普通に考えれば、あんなに美人で金も地位もあったら、それでええやんと思うわけじゃないですか。でもそれでもダメなんですよね。

 

同じ二元性が人間の本性と境遇の根底に見られる。全ての過多は欠乏を生じ、欠乏は過多を生じる。

 

と僕の好きな哲学者のエマソンは言っていますが、まさにこれだなと。

 

美人で金と地位があれば、だいたいのものは手に入れられるはずです。それでも欠乏するんですよね。

 

どんないい服を着ても毎年新作が欲しくなるし、毎日高いワインを飲みたいし、いい男とヤリたいし、もっと気持ちよくなりたい。

 

酒よりもセックスよりも気持ちよくなれることはないのか?

 

あった!クスリだ!

 

クスリをやる動機なんてもうこれしかないんですよ。世の中のセレブなんて(特に外人)マリファナやコカインなんて当然のようにやってますもんね。

 

このように、人は自分の身の丈以上に「もっともっと!」になってしまうものです。

 

自由に歩けて、夜更けにバナナが食えるだけでも、超幸せなはずなのになぁ。

 


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