キノコ新聞

東京で貿易とWebメディア運営の会社を経営しています。独立してゆるく生きるコツ・人生のお悩み解決法・エモいレビュー(本・映画・音楽)を発信しています。水風呂、ビートルズ、重めの赤ワインが好きです。正直なところ吉高由里子も好きです。最近小説も書いてます。

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最愛の人が死んでしまったら、人は生きる意味をどう見つけ出すのだろう?

更新日:

 

こんにちは。キノコ社長です。東京で貿易とWebメディアの会社を経営しています。

 

生きていれば大なり小なりストレスがありますが、人間が感じる最も大きなストレスは何だと思いますか?

 

 

引用元:ストレス点数表(日本版)

 

ストレス度1位は「配偶者の死」なんですよね。3位は親族の死、4位は離婚、5位は夫婦の別居と続きますが、全て家族関係の喪失です。

 

僕は妻と結婚して5年目になりますが、もしも妻が死んでしまったらまともに生きていける自信がありません。

 

自分の命か妻の命かを選べと言われたら、迷わず自分の命を差し出すでしょう。

 

これは自己犠牲の精神ではなく、逆に自分勝手です。繰り返しますが、妻がいない世界を生きていける自信がないですし、さらに言えば僕にとって妻がいない世界を生きていく意味などないからです。

 

ストレス度の1位が「配偶者の死」であることを考えると、僕のような気持ちの人が多いということですよね。何らかの都合で「配偶者」ではなく「恋人」の場合もあるかもしれませんが。

 

けれども、遅かれ早かれ最愛の人は死んでしまいます。僕が先に死ねればいいですが、そうもいかないかもしれません。

 

もしそうなったたら、自分はどうするんだろう?

 

そんなことを思いながら、最愛の人を失った男の人生を描く映画「シングルマン」を見ました。

 

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映画「シングルマン」で最愛の人を失った男はどうなったのか?(ネタバレあり)

 

映画「シングルマン」は、カリスマファッションデザイナー、トム・フォードの初監督映画です。主演はコリン・ファース。英国王のスピーチで有名になりましたね。

 

19621130日。8か月前に愛する人を失ったジョージ(コリン・ファース)は、この日で人生を終わらせようと、死の準備を着々と整えていた。ところが大学での講義は熱を帯び、いつもならうっとうしい隣の少女との会話に喜びを抱く。そして遺書を書き上げたジョージに、かつての恋人チャーリー(ジュリアン・ムーア)から電話が入り……

 

引用元:Yahoo映画

 

あらすじはこんな感じです。ちなみに主人公のジョージはゲイなので、失った恋人は男性です。

 

ジョージは最愛の人を交通事故で失ってからずっと、生きているのか死んでいるのか分からない状態で喪失感に耐えています。

 

寝れば悪夢。朝起きた瞬間から憂鬱。最愛の人との思い出が常にフラッシュバック。

 

これは辛いですよ。ただ残念ながら自分も間違いなくこうなるだろうなと容易に想像できます。

 

そんな辛さに耐えきれず、ジョージはついに19621130日に自殺をしようと決意します。

 

しかしいざそう決意すると、不思議なもので世界が輝いて見えてきます。当たり前だと思っていたメイドの仕事ぶりに感謝が芽生えたり、隣人の家族が遊んでいる風景が美しく見えたり、退屈にこなしていた大学の講義(ジョージは大学教授です)に熱が入ったりします。

 

ビールを買いに何気なく入ったスーパーで魅力的な男性といい感じになったり、ついに死を決意した間際にかつての女性の恋人から連絡があり、お酒を飲んで踊って楽しい時間を過ごしたり、自分の生徒の美少年が「先生が心配なんです」と家まで来てくれたりします。

 

終始堅かったジョージの表情がだんだん穏やかになっていきます。そして「もう少し生きてもいいかなあ」と気持ちが変わり、遺書を燃やします。

 

これ以上は野暮なのでネタバレしませんが、この映画を見て思ったのは、「最愛の人の死」というような、自分にとって最悪なことが起きた時にこそ真実の目が開かれ、生存本能が研ぎ澄まされるのでは?ということです。

 

何気ない風景が美しく見えることも、退屈な仕事に面白みを感じることも、魅力的な人との出会いが連続していることも、本当は今だって起きているのかもしれません。でも見過ごしているのではないかと。

 

見過ごしてしまうのは、満たされているからなんでしょうね。人はいつだって何かを失わないと大切なものに気付けません。

 

・関連記事:なぜ人は「失わないと大切なものに気づけない」愚かな生き物なんだろう?

 

映画監督のトム・フォードは、こう言っています。

 

「死について常に考えているよ。死について考えない日は、一日も、いや一時間もないんだ。そういうことを考える風に生まれたんだと思う」

 

引用元:GENXY

 

こういう繊細な人だからこそ、ここまで人間の本質に迫る映画を撮れるんでしょうね。

 

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まとめ

 

「最愛の人が死んでしまったら、人は生きる意味をどう見つけ出すのだろう?」という記事を書きました。

 

もし最愛の人が死んでしまった人が全員絶望して自殺してしまっていたら、人類は滅亡していたはずです。

 

幸いにもそうなっていないのは、やはり「最愛の人を失ったからこそ気付けるもの」が存在しているからだと思います。いや、そう思いたい。

 

喪失は悲しいものです。でも誰もが無から生まれ、また無に帰っていくのは必然です。

 

天文学的な確率で生まれてきたこの命を、最愛の人がいる人は最愛の人のために、もし最愛の人を失ってしまった人は周りの人たちのために、燃やして生きていきたいですね。

 

もしお時間があれば、シングルマンもぜひ見てみて下さい。

 

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