こんにちは。キノコ社長です。東京で貿易とWebメディアの会社を経営しています。
突然ですが、あなたの幸せを10点満点で評価すると何点ですか?
2016年の世界幸福度レポートでは、日本人の平均点は5.9点で53位でした。先進国の中ではかなり低い評価です。
平均寿命、教育水準、治安、GDPなどが世界トップクラスにもかかわらず、どうして我々日本人は、こんなに幸せを感じづらいのでしょうか?
色々と理由はあるはずですが、個人的には「感謝して生きる」ことを忘れてしまっているからではないかなと思っています。
僕たち日本人が当たり前だと思っていることは、実は多くの国では当たり前ではありません。
そんな当たり前に「感謝して生きる」ことができると、穏やかな幸せを感じられるのではないかと思います。
読んだことがある人も多いと思いますが「世界がもし100人の村だったら」を改めて読んでみると「あぁ、当たり前のことに感謝して生きないとなあ」と強烈に思うはずです。
「恵まれた経済状況」に感謝して生きる
世界がもし100人の村だったら、75人は食べ物の蓄えがあり、雨露をしのぐところがあります。でもあとの25人はそうではありません。17人はきれいで安全な水を飲めません。
あなたがもしもう一度「生まれガチャ」を引くなら、4分の1の確率で家と食べ物がない家庭に生まれることになります。
寒くて凍えそうな雨の日や、暑くて倒れそうな夏の日には「家でまったり過ごしつつ、カップラーメンを食べる」という当たり前の選択肢がないんですよ?
東京は今日の午後から雨になりそうですが、僕らが思うことといえば「傘持っていくのが面倒臭いなあ」とか「せっかく飲み会があるのに」くらいですよね?
アフリカの貧しい国の人からしたら、僕たちの生活は羨ましくて仕方ないはずです。
気候や食べ物が原因で、死の危険にさらされることが無いんですから。
「教育水準の高さ」に感謝して生きる
世界がもし100人の村だったら、1人が大学の教育を受け2人がコンピューターを持っています。けれど14人は文字が読めません。
「大学に行く行かない論争」で盛り上がっていた我が国日本ですが、そもそも世界的に見れば1%しか大学に行けません。日本は50%くらいですよね。
面白いかは別にして、この記事を読めるのもあなたが日本人だからです。「生まれガチャ」を引いたら14%の確率で文字が読めませんし、もしかすると一生文字を読めずに暮らしていく可能性もあります。
僕らは努力さえすれば、ほとんどの文書を日本語で読むことができます。お金がなくても図書館に行けば一生かかっても読み切れないほどの本があります。
内面や精神世界を充実させることも人生の楽しみの一つですが、僕ら日本人はいつだってそれができます。
「表現の自由」に感謝して生きる
もしもあなたが嫌がらせや逮捕や拷問や死を恐れずに、信仰や信条、良心に従って何かをし、ものが言えるなら、そうではない48人より恵まれています。
最近サウジアラビアの痛ましい事件がありましたが、ああいう事件が起きうる可能性がある人は世界に48%もいるということです。
北朝鮮はもちろん全国民に厳しい言論統制が敷かれていますし、インドの低カーストに人権はありません。
日本でいえば身分制度のあった江戸時代みたいなもんですよね。いや江戸時代といえど、理不尽かつ問答無用に殺されることはほぼ無かったはずなので、今のヤバい国で生まれるより全然マシでしょう。
スポンサーリンク
まとめ
受験勉強が辛い、いじめに耐えられない、満員電車に乗りたくない、パワハラ上司のせいでうつになる…。
これらが辛いことは十分に分かりますが、「世界がもし100人の村だったら」を読むと、これらの悩みのほとんどは、とても贅沢なものだと気付くはずです。
辛かったら逃げてしまえばいいし、実際できますからね。
朝起きた時に、ふかふかの布団にくるまれる幸せに感謝しましょう。
冷蔵庫に食べ物が入っていることにも感謝しましょう。
文字が読めること、Twitterで好き勝手につぶやけること、毎月お金をもらえる仕事があること、彼女とデートができることに感謝しましょう。
僕たちの「当たり前」は「世界の当たり前」ではありません。
平和な毎日に感謝して、今日も楽しく過ごしましょう!